これからの漫画業界の方向性について その2 忍び寄る魔の手

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これからの漫画業界の方向性について その2 忍び寄る魔の手



皆様、空梅雨ですねー?
乾燥肌の佐佐木でございます。



昨日上げさせていただいた、
「これからの漫画業界の方向性」という記事。

今回はその補足というか、
警鐘というか・・




クリエィターの方々や
それを目指す若い方に対して
よくよく、気をつけておかねばならない
お話をしてみたいと思います。





きのう書いた記事の中では、

今後、送り手側にいるクリエィターさん達は
お仕事をするうえで、今までのような出版業界のみならず
様々な業種とビジネス的なお付き合いを
していくシーンが増えると書きました。



そのこと自体は
出版不況をまともに受ける
作家にとっては新たな市場開拓という面では
非常にメリットの大きい事でもあるのですが

やはり、物事には両面、
表があれば裏があり、光があれば影があります。

まだ間接的にでもつながりのあった業種ならいざ知らず。
全くつながりのない業種。

例えば建築業とか保険業とか、全くマンガとは関係のない業種だったり
時にはなんだかわからない怪しげで様々な商品の企画書めいたものを大量に鞄に詰め込んで
持ち歩くベンチャー企業の社長などとの接点が
増えて行ったりもします。


こういったいろんな業種との新たなつながりは
時には非常に喜ばしい結果を生み出すこともあれば、
また、とんでもない不幸に見舞われることも実は多々あります。







結論から言うと


言い方としては大変悪い表現になってしまいますが
この世は、我々漫画家、クリエィターが想像している以上に
権謀術数が張り巡らされ、お金の為なら人を人とも思わぬ
悪鬼羅刹がごとき人間がいるという事。
(もちろんほとんどの方がそんな人ばかりではありません)


しかし、時たま起こる、
こういう怪物達との負の繋がりは、
本当に自分自身が
そういった怪物たちを目前にし
彼らの利己的な行為を現実に体験するまでは
TVの向こうの世界のように
絵空事の話だと思いがちですが
彼らは眼前と、この世に存在します。




疲弊した今の社会では
どの仕事でも逼迫した未来に対する不安があります。


その中で自分の立ち位置をしっかり見て
正々堂々と公正公平に仕事をする人間と

それとは逆に相手の隙を見て
事あらば漁夫の利を得ようと虎視眈々と
周囲を見回している人間がいます。




ここで話しているのは
けっして大企業や政治の話に出てくる
癒着や利権などの大きな社会悪のことではなく

我々の身近なところに潜んでいる
小さな怪物達の事です。



彼らは
ある種のクリエィターと何らかの形で
接触すると「これはもしかすると一儲けできるんじゃないか」
すぐさま考えます。


しかし、
「これはもしかすると一儲けできるんじゃないか」という思考、
この事自体はスターティングラインの考えとしては
基本的には問題ありません。

正当な労働に対して正当な報酬を得ようとすることは
当たり前であり、当然の事なのは自明の理です。




ただ、根本的に違うのは
彼らの思考はどこまでも自分にとっての
利益であり、相手は単に利用する素材でしかないという点です。

共存共栄であったりWIN-WINといった発想は
彼らにはありません。どこまでも自己の欲でしかないのです。





そういった彼らにとって
我々クリエイターは
非常に魅力的な素材だと言えます。



なぜなら、社会性の乏しさと職人気質、
ある種、非常に単純で騙しやすくおだてに乗りやすい
性質は彼らにしてみると鴨がねぎと鍋と火種を持って
歩いてるようにしか見えないからです。





彼らが我々に近づいてくるときには
共通したある行動パターンが存在します。





例えば

ともかく自分の持っているという大物や有名人との太い人脈を強調しちらつかせる。
(たいていの場合、実は知人のそのまた知り合いや、パーティーで会った事がある程度の本当に薄いつながりだったりする)

自分の過去の実績(少数豪華)を高らかに謳うが、直近の具体的な仕事の成果がない。
(基本彼らは全く違う他業種についてたりするので、こちらには皆目わからない尾ひれはひれの付いた実績の話)

大手の仕事を紹介するというウソやはったりで誘引して、ずーっと引き延ばす。
(これは典型的パターンの一つです。待てど暮らせど話ばかりで何も出てこないし、キーになる人とも合わせない)

口約束が多い。不整合を指摘しても、行動ではなく口先だけでのらりくらりと煙に巻いてかわす。
(たいがい、口先だけは饒舌で行動が全く伴わないなのも特徴です。)

密室での会話を好む
(マンツーマンでの会話を好み、あとで逃げられるよう公での取り決めを嫌います)

どっちとも取れてどっちでも話が自分に有利に動くようなダブルスタンダードな話が多い

(世の中で一番厄介なタイプがこのダブルスタンダードをよく使います)

まだ、他にもありますが
典型的パターンとしては覚えておいてください。



たいがいの場合は
一緒に会社をやりませんかと言い寄ってくるのも
大きな特徴で、やたらめったにお金の話ばかりするのが基本のようです。







佐佐木が知ってる話でも

会社をやろうと上記のようなパターンの出まかせを並べ立てて
寸借詐欺を何年もし続けた建築労働者や

同じく共同経営で会社を立ち上げるからと言って
お金を出させるだけ出させ、会社の借金まで払わせておきながら
実は経営権はおろか、役員にも会社員登録もしておらず
利用するだけ利用して追い出すといったやり口の代理店業者。

上記の似通ったパターンではあるが
軒先貸して母屋取られる的に会社を乗っ取られたクリエィター

デジタル化に伴い作家を擁護するといって
作家たちを振り回すだけ振り回して
最後には逃げ出すベンチャー企業の社長など


ネタには本当につきません。






逆を言うと本物の人物は
上記に書いた特徴に出てくるような、
その場その場の口先で誤魔化したり、訳の分からないウソなど並べて
けむに巻くようなことをせず、

いつでもこちらが望めば本当に物証なり証拠をきちんと見せてくれるし、
それよりも言葉ではなくまず行動で示してくれます。





佐佐木自身過去に
詐欺にあい、裁判で最終的にすべての嘘を認めさせ
勝利の判決を頂いたことがありますが(爆)


CIMG0003.jpg



その時、弁護士の先生に言われたセリフが

「詐欺事件というのは立証が難しい。
なぜなら、騙されているときは
本人自身が相手を信じているから
まず、証拠を残しておこうとしないからだ」
という言葉は
今でも心に残っています。



クリエィターの皆様にとって、
またあらたに起業される方にとっても
今回の記事が少しでも今後の活躍の為になれば幸いです。







佐佐木あつし






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タグ : 佐佐木あつし 漫画 漫画業界 詐欺

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この記事へのコメント
うーん・・・怖いですね。

私も、怪しいというか、
嫌い、と本能的に思う人との接触は避けるようにしているけれど、
怖いし、難しいですよね。
不景気もあって、出版社事態もクリアーでは、なくなって来ているし、
だったら、大手で仕事したほうが
まだ安全なのかな?とも思ったり・・・、
佐佐木先生の会社が、
これからの漫画家達の希望になりますように!
2012/07/03(火) 23:20 | URL | しより #-[ 編集]
しより先生

ご無沙汰しています^^

先生のおっしゃる通り
よらば大手。それは確かにその通りです^^

出版の実態はかなりやばい状態にあるとはいえ
大手さんはライセンスビジネスでしのげますから
いいですが、ライセンス保持作品の少ない小さなところは
かなり厳しいでしょうね。

それでも、垣根を越えて
いろんな人がいますからお気を付け下さいね。


2012/07/05(木) 19:03 | URL | 佐佐木あつし #-[ 編集]
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