漫画の持つ様々な方向性の一つとして・・・

漫画の持つ様々な方向性の一つとして・・・

漫画論、国際交流、思い出、それにくだらない話からオカルトまで、様々な「気づき」を綴っていきます
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少年漫画、少女マンガ
ギャグ漫画にSFもの、学園もの、ミステリに時代劇と

過去を振り返っても
漫画はありとあらゆるジャンルを網羅し続けてきた。




すぐれた漫画には追体験効果があり、
読者を主人公に感情移入させる事で
様々な喜怒哀楽を伝える事が出来、


また、ストーリーとビジュアル認識による
両サイドからの情報伝達は主人公の目線を辿る事で
多くの情報を読み手に伝える事が出来る。


以前、集英社の青年誌の副編集長だった方に

「漫画は止まり絵の集合体だからこそ、記憶に残る」
と言われた事があった


たとえば、時代劇のチャンバラシーンなど
大勢との切り合いを描く場合も
描き手は最もかっこよく、派手で美しいシーンを描こうとする。


それが映画なら一瞬で過ぎ去っていく
シーンでも、
漫画家はその一瞬間をとらえる事で
そこに命を吹き込み、躍動感を出そうと
あらゆる努力を惜しもうとしない。


その辺りはもしかすると
写真家がその一瞬に懸けるそれと同じなのかもしれない。



そうしたマンガの持つ特性は
単に商業誌ばかりではなく

企業のビヘイビア(社員や組織の行動様式)。やマニュアル、
社是社訓の啓蒙、社史、企業キャラクター、
CI的ビジュアルアイデンティティまで
様々なシーンで使われている。



こうした動きは佐佐木が
AD(広告)コミックを提唱しだした
1980年代からあったのだが

そのコスト面や費用対効果、また、
漫画そのものに対する役員や社長さん達の
理解や概念の変化が現在顕著で
今まで相当数のご依頼を戴いている。


基本的にご依頼を戴くのは
ありがたい事に
誰もが知ってるような
大企業さんがほとんどで



そういった仕事は佐佐木の
パーソナルブランディング(印象に残る存在=個人ブランド)
にも大きな影響を付加してくれる。



しかし、反面
こういったADコミックは
大変難しい作画経緯を辿り

いわゆる一般的漫画の描き方とは
根本から違う。




まず認識として、
そのクライアントが何を欲しているのか?
ビジネス的な見地から解釈し掘り下げていく
問診をしなければならない。


基本的ソリューションの解析に始まって
BtoBなのかBtoCなのか?媒体はどうするのか?
クールはどのくらいを設定してるのか
契約条項はどうなのか?知的所有権の扱いは?
二次使用はあるか?等・・・・

聞かねばならない事は山のようにある。






相手は日夜、最前線のビジネスシーンで
世界中を相手にしている会社だ。




キチンとした広告概念を理解してないと
生半可な知識では
お話にならない。




またこうしたほうが
面白いという漫画家的見地で
広告的着地点を理解せずに描いたもの等も
NGである。



面白さを優先するのか
情報の伝達を優先するのか




答えは企業漫画に関しては
絶対的に後者であるが
なかなかその辺りが
出来る作家さんは少ない。


どうしても、商業漫画の
面白さ優先の癖がでてしまうから
作品としては良くても
クライアントがそれで納得する事は
決してない。


しかし、漫画本来の面白さそのものも、
これはこれで決して消してはならないもので。



次のページをめくらせることのできない作品は
基本的な仕事として成立しておらず、
作品というよりネーム以前の話である。

忘れてはいけないのは
こちらもプロの漫画家ではあるが
相手も読者としてプロなのだということ。

面白さと情報量、ニーズの共存。
このバランスこそが
ADコミックを成立させるのだが

そのさじ加減には職人的技量を求められる。


そのよい例として
テレビCMの世界では
作品力も面白さも押さえた上で
きっちり企業ニーズにこたえたモノが
数多く放送されているが

そのセンスのよさには
思わず舌をまいてしまうようなものが
たくさんある。




25年かかってようやく
広告漫画(ADコミック)の本質が
分かってきた気もするが、



漫画とはどこまで奥が深いのか・・・








改めて痛感している今日この頃です。





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この記事へのコメント
奥が深いですねぇ…。
とはいえ、プロフェッショナルとしての腕の見せ所ですから、さぞかしやりがいがあると思われます。

私も講座を始めて15回目ですが、次回は初めて本格的な「講談風」に挑戦するつもりです。
歴史の語り部としては、いろんなことをやってみたいですからね(^^♪
2010/06/23(水) 19:29 | URL | 黒田裕樹 #qvcTopkk[ 編集]
非常に興味深く記事で
大変考えさせられました。
私は以前サラリーマンを
していたことがあります。
ですから当時は
若干ですが広告まんがを
目にする機会がありました。

そのとき気づき驚いたのは
個性を出さないで
見分け(描き分け)が付くキャラクターと
描き手による内容の充実度(情報量)
が大幅に違うことでした。

もしかしたらこれからは
企業イメージの顔としての
イラストやまんがが求められると想像すると
非常に怖い仕事ですね。
2010/06/23(水) 20:45 | URL | たかのゆき #-[ 編集]
黒田裕樹様>

講談風ですか!?いいですねー(≧∇≦)b
もしかして和装で(笑)

なんにせよすごく
抒情感が深まる気がします。

がんばってくださいね。
2010/06/24(木) 14:35 | URL | 佐佐木あつし #kHq0Ynjg[ 編集]
たかのゆき様>

漫画の持つ可能性、
漫画家の能力はソフトとしても
世界では非常に高い評価を受けてます。

アナログ、デジタル合わせて
活躍の場はどんどん変化していくかもですが

僕の見地としては
いい方向に向かってると思ってます(笑)
2010/06/24(木) 14:39 | URL | 佐佐木あつし #kHq0Ynjg[ 編集]
こんばんは、しげです。

広告漫画(ADコミック)ですか。はじめて知りました。(゜o゜)
明確なスポンサーが存在するけど、単なる宣伝ではダメで、その作品の面白さも必要とされるので、大変だと思います。

本文中の
「面白さと情報量、ニーズの共存。
このバランスこそがADコミックを成立させるのだが
そのさじ加減には職人的技量を求められる。」
と言う部分を読んで、感心しました。

最近、ベストセラー「もしドラ」の影響で、本家にも注目が集まったピータードラッカーの「マネジメント」のなかで「顧客」の定義を思い出しました。

追伸
7月になったら、東京に行きます。その時にお食事会をしたいですね。
2010/06/25(金) 02:40 | URL | しげ #-[ 編集]
しげ様>

こんにちは(≧∇≦)b

漫画と言うソフトとしての機能は
まだまだ、いろんなシーンで使えそうですw
もうしばらくは老体に鞭打って
働きます(爆)

7月の食事会楽しみにしてます(≧∇≦)b

またご連絡しますね(*^ー゚)b



2010/06/26(土) 13:58 | URL | 佐佐木あつし #kHq0Ynjg[ 編集]
v-87はじめまして、浦安に住む高校生です。v-206

質問なんですが、佐々木流漫画塾では、苦手な部分を集中的に教えてもらえますか?v-102

私は、キャラ絵は得意v-238(文化祭の時にイラスト部に頼まれたりします)なんですが
背景やメカがあまり得意ではありません。v-12
でも、友達はすごく上手なのになんで雑誌に送らないのv-236、と言います。
なので、漫画塾でその辺を教えてもらいたいです。

親に頼んでみたのですが、料金v-61も内容もはっきりしないから駄目だ、と言われました。v-40
それから、私は空知英秋が好きv-238なんですが、
特別講師に銀魂関係の人を呼んでもらえたら絶対v-237親を説得します…!!v-217
友達に話したら、きっとみんなも行きたがると思います。v-266

体験講座は、夏休みとかにはやりますか?v-232
学校で読んでもらって「面白いからなんかの賞に応募しなよ」と言われている話を
夏休み中に漫画塾で仕上げてv-126、応募したいと思っています。v-218
2010/06/26(土) 17:08 | URL | 妙 #-[ 編集]
妙様>

はじめまして。
漫画家を目指されてるんですね。

もしよかったら一度作品を拝見させてください。
僭越ですがアドバイス等もできると思いますw

ご両親のご心配も当然と思いますので
宜しければ、お近くと言う事もありますし
ご両親もご一緒に仕事場見学に来てください(≧∇≦)b


明日などは、僕もスタッフもおりますので
下記のメアドへメールくださるか、
漫画塾の方に弊社の電話番号も明記してますので
ご連絡いただければご質問等にお応えできると思います。

夏休みを使っての作画作業は
僕も昔、デビュー前にやってました。
がんばってください。


メール

mangajyuku☆hotmail.co.jp
(☆を@に変換してください)


2010/06/26(土) 19:33 | URL | 佐佐木あつし #kHq0Ynjg[ 編集]
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