2010年10月

2010年10月

漫画論、国際交流、思い出、それにくだらない話からオカルトまで、様々な「気づき」を綴っていきます
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今、叫ばれている出版不況。

表現媒体の減少は
我々漫画家をはじめクリエィターにとっては
大変な死活問題である。

中でも今や、国民文化ともなっている漫画は
読み手の多さもさることながら
同人誌などを含め描き手の潜在的な人数は
とてつもない数字となっていて、
そのすそ野は数十万人にも達すると
言われている。

これは、純粋に新しい作品を生み出す
母体としてはとんでもない数字であり、

このような現象は
世界史の中でも類を見ないものだと思う。






過去、漫画家たちは
新聞の一コマ漫画や風刺画から

「ゲゲゲの女房」に見るような
紙芝居作家から貸し本作家、
そして描き下ろし単行本から
月刊誌や週刊誌の台頭と

時代やそのニーズよって
様々なパラダイムを潜りぬけてきた。


中には小説家となった人もいるだろうし
映画の世界やアニメーターの道を選んだ人も
決して少なくないだろう・・



今、我々漫画家の置かれてる立ち位置は
数十年ぶりのパラダイムシフトを求められている




言わずと知れた、デジタル化の波だ。



これは単に表現媒体が
紙からデジタルへと移行するといった単純なモノではなく
従来のシステムそのものが崩壊してしまうかも知れないほどの
巨大な変化である。

今までは
作家の手から生み出された作品は
出版社を皮切りに
編集、広告展開から印刷は勿論、製本から取次、
物流やらマーチャンダイジングやらの
いろんな利権がらみのシステムがあった。


しかし、ブッちゃけて言ってしまえば
今は、そういった以前のシステムをいっきに通り越して
作家から直接ユーザーへとつながってしまう事も不可能ではないし
大なり小なり、実際にそれをやってる方もいる。

実際問題、個人個人の
配信形態では商流としては
成立させるのも長続きさせるのも
仕事としては、
かなり骨の折れる事だと思うし
難しいとも思う、が・・

業界の再編成は
静かにしかし確かな形で変化している。


今まさに作家自身が
パラダイムシフトをできるかどうかの時なのである。


従来の原稿料や印税システムや
配本パターン、ページ数の物理的制限に
作品にかけられる時間の概念など
様々なモノが根底から変わるのだ。


今、佐佐木がお付き合いして頂いてる
作家さん達も、
いち早くそれを認識して
次の世界へシフトしてる方と
そうでない方とに二極化してる気がする。


最終的にどちらが正しいのかなど
誰にもわからない事だが

一つ確実に言えるのは

こういった変化のドサクサに紛れて
漫画業界やクリエィテブな事は全くの素人のくせに
お金儲けだけを目当てに
作家や、作品に群がって来る
有象無象が現れ増えてくるという現象。

佐佐木も過去に
何人ものこういった
妖しいブローカーもどきの人間と
出会ってきたが、

彼らは口にする事だけは
甘い言葉や儲け話を繰り返し、
知ったかぶりで業界擁護や作家擁護を
口にしたりする。

これら有象無象のブローカー的存在は
今まであった、漫画の歴史を見ても
あちこちに見受けられ
それこそ、バブル期などにもよく現れたのだが。

漫画家の様に世間とはある意味隔離された世界で
純粋培養されている人間は彼らにかかると
簡単にだまされてしまい、

挙句の果てに単なる商品として
使い捨てられ、ひどい時には理不尽な契約の果てに
ギャランティも払ってもらえない等という事が
平然とあったりする。

彼らにとってのマンガは
それこそ漫画業界の未来だの発展、
または作家や作品の善し悪しなどすらどうでもよく
全ては「お金」もうけする為だけの道具なのである。


時代が揺れている今こそ、
優れた作品を生み出し続けた
漫画王国、日本の作家として
改めて今と未来を見据える
いい時期なのかもしれない、

そして時代の隙間に
蔓延る有象無象の存在を伝え


偉大な先人達が残してくれた
伝統や技術、精神を
より大きく昇華させて次の時代へと
伝えていかなければいけないと
切に思う今日この頃です。





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